土とは何か?
久しぶりに土について話そう。
地球において土の存在は無くてはならないものだ。
それは生物が存在するに必要だからである。
太陽系で土が存在するのは地球だけだ。
それは生物がいるから。
土が地上に現れたのは4億年前。
海から生物が地上に進出してからなのだ。
それが何を意味するのかを考えてみると
生物がいるから土が出来てきたということになる。
4億年も昔の生物と言えば微生物の世界から
植物、単細胞生物、初期の単純な動物あたりであろうか。
それまでは地表は岩石とそれが風化した砂までの状態。
そこに生きものが関わることで土が生まれてきたのだ。
生きものと土の関わりがあって初めて土が存在するようになって
そこから大きな発展を見るに
その発展は土があったからこそで
土との関わりを無視することなどできないのである。
自然を見るに、宇宙空間で太陽系が生まれ
その位置関係で地球が生まれ
そこに存在できる要素に水があったのだ。
水と太陽のエネルギー、カミナリ放電により有機物が発生した。
その有機物と岩石から土が生まれ植物が繁栄できるようになってきた。
土は歴史の中でたまたま生まれたのである。
その歴史を重ねていくに、土を基本にした生態系ができ
それがまた土を作ってきたのである。
つまり、土は生物の原点になるのである。
その土を知らないまま現在まできているのだが
そこには複雑な背景があるから理解できなかったということである。
自然は土を基本に繁栄してきたのであるから
循環には土が関わってきている。
それが今ようやくわかってきている。
有機物はその生命が終わってからは土に帰る。
それには微生物が関わる。
土を作ることに関わるのは土壌菌。
有機物が分解され、腐植になり、土に帰るが
その過程で循環に関わることになる。
そこがいままで多くの研究者が知りえなかったものがあったのだ。
土と生物、植物などの有機物との関わり、それこそが土を作り、循環を形成する。
土とは何か?
それが解明されてこそ
植物の事が解ってくるのである。
今、農に向かってその原点にまで追いかけてきた。
わかってきたのは
土を作るに、循環を見るに
腐植前駆物質が多くの場面で関わっているということだ。
見えないところでそれが関わって生かされているという事。
太陽の光、水、そして土と微生物
これを理解できてこそ農が生きてくる。
腐植前駆物質までたどり着いたのはラッキーだった。
それこそ農は大きく変化する時期にきている事を感じる。
それを解っているのは、まだわずかの人でしかない。
土とは何か?
研究はおもしろいぞ!
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