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土に対する処置の考え方

自然栽培に入り込んで
慣行からの転換にはそれなりの犠牲?が必要という。
土を汚した分の浄化に、反動現象があるという。

反動は作物が出来ないとか虫食いだらけになるだとか
要するに対価を得る状態ではないということである。

これは慣行からの転換であれば
自然農であれ自然栽培であれそういう現象が起きるものということらしい。

実際にその道をたどってみたら、反動の洗礼を受けてきたわけである。
そしてその時期を過ぎてくると、作物が良くなって来ているとは思うようになった。
しかしながら、その時期は短くも長くも感じる苦しい時間である。

対応方法は麦、大豆、機械的なものの導入による
不必要なものの排除作業ということになる。
不必要なものとは慣行で入れてきた肥料農薬の残留物と考えていいのだろう。
肥毒という言葉で表し、都合の悪い状態を引き起こす原因である。
慣行では都合の悪い状態を農薬で抑え込んで見た目だけを作り出す。
さらに効率を求めるばかりに、肥料を入れて生育促進をする。
それでさらに何かの現象が起きれば、それを抑える農薬をさらに使い
中身の状態がどうあろうと見た目に綺麗に仕上がればいいということだ。

その研究はもの凄く、まさに形を作るにおいては最高の技術が産みだされてきた。

そこに最近の食事情から中身についての疑問が持ち上がる。

はたしてそれはどうすればいいのか?
そこから自然農、自然栽培という方法論が出てきた。
結局、土をどういう状態にすればいいのか?
というところになってくるのである。

生業とする農では生産性を落とせなくなっているので
簡単ではなくなっている。
効率ばかりを求められてきたから、再生産に向ける余裕が無いということか。

そこから本当にいいものとは?という方向に変えるには
長い時間をかけていては話にならないのである。
生業の維持が出来なければならないからである。

肥料農薬を使わないようにすると
その反動が出てくるが、その時間はいったいどれくらいなのだろう?
土の状況にもよるが、3~10年あたりか?

自然の循環による浄化を待つだけではなく、積極的に浄化できる方法を取る。
それの方法論としての麦大豆。

この40~50年の間に慣行での土の疲労が大きく
土はすぐに綺麗になるとは言えない。
その証拠が腐敗する野菜という事・・・・

では何故腐敗するのだろう?

自然栽培、自然農で出来てきたものは腐敗しないのか?


いわゆる浄化出来た土から出来たものは腐敗しないで枯れる。
そして発酵する。

そこが基準点?


浄化出来た土から出来るものは発酵する。

では浄化出来た土とはどういうものなのだろうか?

先人の成果を見ると、肥料も農薬も使わないで
慣行と変わらないほどの収量があり、食するに美味しいものが出来る土になる。
それは腐らないで、発酵に向かうものが多かった。

ではその土はどうなっているの?

科学的に検査しても良く判らないらしい。
慣行での土の状態を基準にした検査方法では判らないということだ。

ならばどうやってその土を作るというのだ?

やみくもにやって結果が出なければあきらめるのか?
いやそんなことはない。

先人がやってきたことをトレースすればいい。
しかし、それでは時間がかかりすぎる。

他に方法は無いのか?


もともと、自然の循環で作物に育ってもらおうという考え方はいいのだが
その根本にあることの解明が出来ていないのが問題なのである。

いくら自分自身がしゃかりきになっても
相手の事が解らないままでは対応策は出てこない。
思わぬパンチでノックアウトされるのである。

「己を知り、相手を知れば百戦して危うからず」の言葉通り

まずは相手である、土を知ることであり

慣行で傷められたという土を
自然の循環に対応できる土にすることである。

それは以前にもEM菌を使って試みられたが上手く行ったという話しを聞き
そして上手くいかなかったという話も聞く。
どうしてそうなったのか?
検証をし、さらにその先を考える必要がある。

ようするに
汚れた土を綺麗な土にするということは、
慣行でしか対応できなかった土を自然の循環に合う土にするということは、
そういう土に改良するということである。

生産方法にこだわる前に
その土がどうしたらその生産方法に合う土になるかを考えなければ
生産方法など成り立つわけはない。

ましてや、生産方法を切り替えるに
どう対策をしたらいいのか?などの方法が見つかるわけはないのだ。

土とは?

その答えは土壌生成理論にある。

土のなんたるかを知ることから
土壌の改良が出来てくる事を知るべきである。


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